明野・三澤農場の今
2012年5月
萌芽を迎えて
タンポポの黄色い絨毯の中に紫のホトケノザ、コバルト色のオオイヌノフグリ、白く小さい花をつけるナズナなどが咲き乱れている三澤農場。陽気は春から初夏を連想させ、それに伴い畑の植物も寒かった冬から一気に目覚めの時を迎えています。一見してみて冬の姿と変わっていないブドウ樹も次第に芽の膨らみがはっきりとしてきて、間もなく本格的に萌芽を迎えます。
もう少し詳しく観察すると、春先からの豊富な降水量と急激な気温上昇の影響を受け、当初大幅に遅れるのではないかと思われていた萌芽は、平年よりは遅いものの昨年よりは数日早く萌芽する見込みです(4月27日現在)。

(メルロも萌芽から展葉初期へ)
また芽の膨らみから推測する萌芽のタイミングも、ほぼ各品種の特性通りとなっており(ブドウ樹にストレスが掛かっていない状態)、このことから今年の萌芽は良い≒萌芽率が高いということが予想できます。
今年11年目を迎えた三澤農場の目標は、欧州系での品質・収量の底上げと、09年から植樹を開始した高畝式垣根甲州です。4年目を迎え順調に成長を続けた垣根甲州はいよいよまとまった収量を見込める段階までやってきました。その一方で誰も経験したことのない垣根甲州の大規模な栽培・醸造には初めて直面する問題も現れるでしょう。それにはまず私達自らが解決し飛躍させるのだという強い気持ちを持って、妥協なく、ひた向きに取り組んで参ります。(潮上史生)





