03 KOSHU

甲州 鳥居平畑

VINTAGE 2021

4代目社主三澤茂計が重んじた勝沼町鳥居平地区。日当たりが良く、水はけのよい礫質土壌からなる丘陵地で、勝沼で最も凝縮度の高いブドウを生み出す産地として古くより尊ばれてきました。鳥居平地区で収穫したブドウをステンレスタンクにて醗酵、貯蔵しました。トロピカルフルーツのような熟した果実の香りとふくよかな味わいが、産地の特徴を表しています。

Detail

Basic Data

産地
山梨県 勝沼町 鳥居平地区
ブドウ品種
甲州
醸造法
ステンレスタンク醗酵・貯蔵
タイプ
味わい
辛口

Tasting Notes

澄んで健全。グレーがかった中程度のイエローの色調。香りのボリュームは豊かで、ポンカン、温州ミカン、黄リンゴなど黄色系果物の香り、白コショウ、ショウガのスパイス香。まろやかな口当たり、辛口、酸味は穏やかで、口中には香りと同様の味わいと、オレンジピールのニュアンス、アフターフレーバーにほのかな苦みがありアクセントとなっている。あつみのあるボディが印象的な白ワイン。

Vintage

2021

3~5月は少雨~適雨、日照は適照~やや寡照という好天候に恵まれ、芽吹きも早い傾向で順調な成長スタートでした。6月の梅雨期も少雨で推移し、病害も無く、結実は良好でした。梅雨が16日ほど早く明けると、晴天が続き、7月下旬になり成熟期に入りました。8月中旬の多雨、低照、低温によって若干の停滞がありましたが、下旬以降は好天候が続き、冷夏の遅れを取り戻しました。中でも特異的だったのは10月の気候でした。全国的に気温が高く、また昼夜の寒暖差にも恵まれ、熟期を待ったことが功を奏し、納得のいく収穫を行うことが出来ました。

2020

2020年は、暖かな冬から春へと季節が移ろい、ブドウの芽吹きは良好でした。その後、開花・結実期までは適雨、多照でブドウは順調に成長しました。一転、梅雨のシーズンになると記録的な長雨、日照不足により、ブドウの生育は停滞しましたが、適切な防除と笠かけを施したところではわずかな被害で済みました。 梅雨が明け、本格的な夏のシーズンに入るとそれまでの日照不足を補うかのような好天が続き、遅延していたブドウの成熟も徐々に回復、甲州の収穫開始は例年並みとなりました。9月の秋雨や10月の台風14号の影響など、収穫後半まで気の抜けないシーズンとなりましたが、病果を摘粒しながら適切な熟期までブドウを管理し、一房一房丁寧に収穫したおかげで、収穫量は減ったものの、健全なブドウで仕込むことができました。

甲州 鳥居平畑
03 KOSHU

甲州 鳥居平畑

VINTAGE 2021

4代目社主三澤茂計が重んじた勝沼町鳥居平地区。日当たりが良く、水はけのよい礫質土壌からなる丘陵地で、勝沼で最も凝縮度の高いブドウを生み出す産地として古くより尊ばれてきました。鳥居平地区で収穫したブドウをステンレスタンクにて醗酵、貯蔵しました。トロピカルフルーツのような熟した果実の香りとふくよかな味わいが、産地の特徴を表しています。

Detail

Basic Data

産地
山梨県 勝沼町 鳥居平地区
ブドウ品種
甲州
醸造法
ステンレスタンク醗酵・貯蔵
タイプ
味わい
辛口

Tasting Notes

澄んで健全。グレーがかった中程度のイエローの色調。香りのボリュームは豊かで、ポンカン、温州ミカン、黄リンゴなど黄色系果物の香り、白コショウ、ショウガのスパイス香。まろやかな口当たり、辛口、酸味は穏やかで、口中には香りと同様の味わいと、オレンジピールのニュアンス、アフターフレーバーにほのかな苦みがありアクセントとなっている。あつみのあるボディが印象的な白ワイン。

Vintage

2021

3~5月は少雨~適雨、日照は適照~やや寡照という好天候に恵まれ、芽吹きも早い傾向で順調な成長スタートでした。6月の梅雨期も少雨で推移し、病害も無く、結実は良好でした。梅雨が16日ほど早く明けると、晴天が続き、7月下旬になり成熟期に入りました。8月中旬の多雨、低照、低温によって若干の停滞がありましたが、下旬以降は好天候が続き、冷夏の遅れを取り戻しました。中でも特異的だったのは10月の気候でした。全国的に気温が高く、また昼夜の寒暖差にも恵まれ、熟期を待ったことが功を奏し、納得のいく収穫を行うことが出来ました。

2020

2020年は、暖かな冬から春へと季節が移ろい、ブドウの芽吹きは良好でした。その後、開花・結実期までは適雨、多照でブドウは順調に成長しました。一転、梅雨のシーズンになると記録的な長雨、日照不足により、ブドウの生育は停滞しましたが、適切な防除と笠かけを施したところではわずかな被害で済みました。 梅雨が明け、本格的な夏のシーズンに入るとそれまでの日照不足を補うかのような好天が続き、遅延していたブドウの成熟も徐々に回復、甲州の収穫開始は例年並みとなりました。9月の秋雨や10月の台風14号の影響など、収穫後半まで気の抜けないシーズンとなりましたが、病果を摘粒しながら適切な熟期までブドウを管理し、一房一房丁寧に収穫したおかげで、収穫量は減ったものの、健全なブドウで仕込むことができました。